●ラ・パレット レシピ●
 
 

ほうれん草とベーコンのキッシュ ムール貝のグラタン ハムのムース
せっかく仲間を呼ぶのなら、人気のキッシュにトライしませんか?生地作りに多少時間がかかるけれど、難しいことはひとつもなし。サクサクと香ばしい生地が具のおいしさをぐっとひきたてます。このほか、手軽に作れてワインがすすむおつまみをご紹介。ハムのムースは「ラ・パレット」でもアミューズとして大好評。ぜひレシピを参考に作ってみてください。この3品なら、スパークリングに白、赤も揃えておきたいですね。
※いずれも「ラ・パレット」でコースのオードブルとして選べます。
 

●ほうれん草とベーコンのキッシュ ムール貝のグラタン ハムのムース

●ほうれん草とベーコンのキッシュ
【材料:24センチのパイ型1台分】<生地>無塩バター67g、薄力粉112g、卵黄1/2個、水18g、砂糖4g、塩2.5g、タルトストーン適量
<具>ほうれん草120g、ベーコン70g、玉ねぎ1個(小〜中程度)、パルメザンチーズ50g、卵2個、生クリーム80g、塩・コショウ・ナツメグ適量、(炒め用)油適量
※「ラ・パレット」では一度に5台作るため、1台分が細かい数値になっています。材料を5倍にするとキリのいい数字になります。

【作り方】<生地>1.無縁バターを室温で柔らかくしておく。2.1に薄力粉を加え、ざっと混ぜる。3.卵黄、水、砂糖、塩を先に合わせておいてから、2に加える。4.粘りが出ないようにざっと混ぜる。5.ひとまとめにして、半日ほど冷蔵庫に寝かせる。6.生地を取り出し、パイ型に合せて2mm程度に伸ばし、再度冷蔵庫で2時間ほど寝かせる。7.生地を取り出し、パイ型にまんべんなく敷き詰める(生地が余る場合は、少しフチに厚みを付けると良い)。さらに冷蔵庫で2時間ほど寝かせる。8.生地を取り出し、アルミホイルでカバーし、上にタルトストーンを並べる。9.180度に温めたオーブンにパイ型を入れ、30分空焼きする。10.アルミホイルを取り外し、卵黄(分量外)を生地にはけでさっと塗る。11.再び180度のオーブンで30分焼く。これで生地ができあがり。
<具>1.ほうれん草と、さっと茹でて塩抜きしたベーコンを細かく刻み、フライパンで炒める。2.玉ねぎをみじん切りにしてよく炒める(約80gになる)。3.1と2が冷めたら、ほかのすべての材料と合わせてよく混ぜる。4.焼き上げたキッシュの生地に3を流しこみ、180度のオーブンで40分ほど焼いたらできあがり。表面にこんがりと焼き色が付くのが目安。

ここがポイント!
生地を何度も寝かせるのは、グルテンが出て焼き上がりが縮んでしまわないようにするため。キッシュは冷蔵庫で1週間保存でき、焼いて冷ました後は冷凍も可能です。これからの季節なら具にキノコを炒めて入れたり、サーモンなども◎。水分が出やすい素材はあまり向きません。

●ムール貝のグラタン
【材料:1人前】ムール貝1個、白ワイン・水適量、ニンニク・バター・パン粉・パセリ適量
【作り方】1.ムール貝をフライパンか浅い鍋に入れ、白ワインと水を適量入れて蒸し煮にする。2.ニンニクは細かく刻み、ほかの材料と混ぜ合わせて1にのせ、200度に温めたオーブンで10分ほど焼く。パン粉にカリッとした焦げ目が付いたらできあがり。

ここがポイント!
ムール貝の蒸し煮は、貝の口が開けばOK。市販のパーナ貝でもおいしいですよ。

●ハムのムース
【材料:適量】ロースハム200g、生クリーム261g(200g+1g+60gと分けて使用)、無縁バター40g、カイエンペッパー適量、ベルガモット酒(あれば)1g
【作り方】1.ロースハムは皮を削いでさいの目切りにし、200gの生クリーム、カイエンペッパーとともに鍋に入れて火にかける。2.コトコトと沸騰してきたら、生クリーム1gとベルモット酒を加えて火を止める。3.2をミキサーにかけてなめらかにする。4.氷水に当てて粗熱をとり、ホイップした生クリーム60gと室温で柔らかくしておいた無塩バターを入れて混ぜたらできあがり。

ここがポイント!
ハムと生クリームを合わせたら、一度加熱してからミキサーにかけると、仕上がりのなめらかさが断然違います。温めたスプーンで形良くすくい、バゲットやクラッカーにのせていただきましょう。

 



 
【お店紹介】
中央林間駅前の大通りから少し離れ、落ち着いた雰囲気が魅力のレストラン。ヨーロッパのさまざまなエッセンスがつまったフードや多彩なワインをカジュアルに楽しめる。

欧風台所 ラ・パレット
大和市中央林間4-27-18 TEL.046-272-8010
【営業時間】ランチ/11:00〜16:00(LO15:00)、ディナー/17:30〜22:00(LO21:00)
【定休日】毎週月曜(月曜祝祭日のときは、翌日休業)

●SHOPのWEBサイト
●Spice! のWEBサイト
 



 
横山勉 Tsutomu Yokoyama
  欧風台所 ラ・パレット
横山勉 Tsutomu Yokoyama
1955年東京都生まれ。調理師専門学校卒業後、芝パークホテル入社。その後、六本木「イルゾラ」など数店で経験を積み、フレンチの技を磨く。93年オープンと同時に「欧風台所 ラ・パレット」のシェフに就任。「高級食材よりも、身近な食材をアレンジしたおいしい料理づくり」をモットーに素材を生かした新たなメニューを毎月考案している。
 

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