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One Love Spice! ワン ラブ スパイス!
 
 
 
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One Love Spice! ワン ラブ スパイス! verse3

ワン ラブ スパイス

shizentomotel (自然ともってる) 壁画クルー
神奈川県平塚市出身。1979年生まれのふたり組。2004年にキャリアをスタートさせる。圧倒的な画力で描かれるPOPなキャラクター、独特のフォルムと抜群の色彩感覚で描かれるレターを武器に、壁画にこだわり作品を制作している。繊細さと力強さを併せ持つ独特の世界観は高く評価されており、今後の活躍も期待される注目のアーティスト。


自然ともってる こたえなくとも ひんとだしあい
つづき和まってる だれもがもってる あとは「行」をよろしく

 日本でもようやく認知されつつある「グラフィティアート」は1970年代にニューヨークで誕生した。スプレーやフェルトペンを使い、壁をキャンバスに見立てて描かれる作品は落書きとはひと味もふた味も違う。あのキース・ヘリングやジャン・ミッシェル・バスキアが表現手段のひとつとして用いたことでも有名だ。

 shizentomotelのふたりが出会ったのは小学校3年生の時。興味を持つものや、それを始めるタイミングまで一緒だったというふたりが仲良くなるのに時間はかからなかった。こどもの頃から一緒に絵を描き切磋琢磨してきた彼等。お互いの得意分野であるイラストと文字を分担しながら、場所によって寸法も素材もさまざまな壁面に阿吽の呼吸で壮大な作品を創り出す。全長50mを超える大作や、お台場の日本科学未来館でのライブペインティング、人気アニメ「エヴァンゲリオン」への想いを創作した「14人のクリエーターによるEVAプロダクト」、大阪海岸通ギャラリー・CASOでの展示など、全国各地の様々なイベントに引っ張りだこの日々を過ごしている。

 「POP爆弾を喰らった」というくらい、POPなものが大好きだったという彼等。刺激的な毎日の中で、POPなものは安心を与えてくれたという。作品の特徴である、圧倒的な画力とズバ抜けた色彩感覚で描かれるキャラクターにもその影響が見える。テーマを定めつつ、何を描くかは決めずに壁の前に立つ。するとモチーフとなるキャラクターが「ここは俺の出番だ!」と浮かびあがってくるそうだ。

 そして、もうひとつの特徴が文字。欧文はもちろん、よく見ると漢字やひらがな、カタカナも使われている。たとえ読みづらくても、見る人の気持ちが自然と反応すると信じて描いているというレターは、その時の気持ちが言葉になって表れるという。繊細で力強い独特のフォルムと卓越した色使いで、詰め込まれたメッセージが強く伝わってくる。

 海外進出のオファーも絶えない中、絵を描いて、ひと満足して、また描いての繰り返しを愉しみながら“気づき”を求めているというshizentomotel。変わっていて、目立って、長くて、日本語で、意味合いが無限大なクルー名をつけたかったという。そこには「自然ともってる こたえなくとも ひんとだしあい つづき和まってる だれもがもってる あとは“行”をよろしく」という意味がある。周りに対しても作品づくりに対してもリスペクトを忘れず、つながりや共感を大切にしてつねにNaturalでpositiveなVibesで向き合う彼等。先の東日本大震災の際も、復興に向けていち早くアクションを起こした。「こんな日本の状況からの想像をこえた奇跡」を起こそうと少年のような純粋さで大きな壁に向かい、観る人をワクワクさせる作品を創り出すshizentomotelは、大切なものを「自然ともってる」に違いない。


Information
shizentomotelは作品を描く“壁”を探しています。店舗やイベントの注目度アップ、また、公共の景観として、大人からこどもまで楽しめるコミュニケーションツールになるのではないでしょうか。まずはお気軽に下記にお問い合わせください!
■アパルスタジオ壁募集係  TEL:0463-73-8131 e-mail:こちら

 
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