メディア・スパイス! 84号
「はい、チーズ!」号
表紙&巻頭特集の裏側大公開!!
 

まだまだ北風は冷たいですが、陽射しはすっかり春らしくなってきました。
お花見シーズンが待ち遠しいですね!
毎回、様々なテーマに基づいて趣向を凝らしたビジュアルで構成されているメディア・スパイス!の表紙。
今回は、ケーキのようなデコレーションを施した、美味しそうなチーズのビジュアル。
あれ?? でも何かおかしくないですか? 横向きのケーキの向こうには、同じケーキが真上から!?
いったいどのようにして今回の表紙&巻頭特集は撮影されたのか!?撮影の裏側、全て見せます!!

表紙

今回も表紙と巻頭特集のお料理の監修は、武蔵小杉の高台にあるクッキングスタジオA5cookingのマットシェフにお願いしました。

特集のスローガン「Everyone say Cheese!」のウェルカムボードで力強くお出迎えいただきました。相変わらず気が利いてます。そんなマットシェフと本日もVibes満タンで撮影スタートです!



世界各国のレストランや大使館でシェフとして活躍し、また一方で、そのGood Lookingを生かしてモデルとしても活躍しているマットシェフ。最近はテレビ番組への出演も増えて来て、ますます多忙な毎日を過ごしています。

そんなマットシェフは、A5cookingという、お料理を教わりつつ、楽しみながら英会話も学べるという「英語クッキング教室」を主宰しております。世界各国でシェフを経験し、豊富なノウハウを持っているマットシェフ。愛情たっぷりのクラスで、料理も英会話もワンランク上を目指せます。 興味のある方はぜひ参加してみて!

○A5 Cooking
http://a5cooking.com



みなさん、前号の「大人のおやつ」特集の、焼きりんご越しにカフェでくつろぐ女性の表紙を覚えていますか? そうです、メディア・スパイス!の編集長が長年の試行錯誤の末、ついにあみだした、実際のお料理の背景にプリントされた風景を置いて一発撮りするという画期的なシステム。今回はその手法をさらにブラッシュアップして各ページのレシピを撮影しました。

雑誌の世界では、春号を撮影・編集するのはたいていの場合、真冬なんです。春先の雰囲気を訴求する、心地のいい満開の桜をバックにロケをするなんて至難の技。ところが、この手法を使えば一年中、思い通りのタイミングで撮影が可能なのです。「プーティン」の写真のように、地中海をバックに海外ロケ風に仕上げたり、「鉄板チーズ」のように、大人数で鉄板焼パーティーをしているような雰囲気を演出するのも朝飯前!

流行りのインスタグラム等でも応用できそうですよね。好きな画像をプリントアウトしてみなさんもLet’s Try! インスタ映えする1枚を狙ってみては?






しか~し! 前号と同じテクニックで表紙を撮るなんて、つねに新鮮さを追求している、フレッシュアヴァンギャルド軍団メディア・スパイス! クルーにはとても納得がいきません。表紙のビジュアルはなんと背面に大きな鏡を置いて撮影するという一大スペクタクル! 図Aのように、お料理の背後に鏡を斜めに置き、さらにお料理は下地の桜が絶妙の加減でボケるように、やや浮かせて撮影しました。

表紙をよく見てみると、板の上にあるチーズにはピントがバッチリきていますが、上の方のトマトはピントが浅くなってますよね。これは長年ファッション業界の最前線で活躍してきた編集長の必殺技「逆あおり」。ファッション誌や広告でおなじみの、目元にはバッチリピントがきていて、全体はホワ~んとした雰囲気に仕上げる、あの手法なのです。普通はそれ用のレンズを使うのですが、そこはミスターアイディアマンの編集長。斜めになった鏡に映るお料理の奥行きを利用して再現しました。

まだ高解像度のデジタルカメラのない時代、通称「シノゴ」と呼ばれる4×5インチサイズの大判カメラがありました。雑誌の表紙など、ここ一番という魅せ場の撮影で使用されたカメラなのですが、その「シノゴ」を使いこなし、数々のレジェンド級のビジュアルを残してきた編集長とカメラマンのタッグはやはり最強なのであります!POW!



撮影終了後は、スタッフみんなで一足お先に「鉄板チーズ」をいただきました。大好きなブルーチーズにレッドチェダー、エメンタールなど、まさにチーズの宝石箱! 様々なチーズを一気にバゲットですくって、みんなでワイワイやりながら至福の時間を過ごすことができました。

バゲットだけでなく、ポテトやフルーツなどを合わせてもNext Levelな味わいを楽しめるのではないかと思います。お好みのチーズを鉄板(ホットプレート等)で焼くだけの簡単で美味しい、まさに”鉄板”チーズメニュー。チーズは溶けやすいタイプと溶けにくいタイプがあるので時間差をうまく利用して楽しんでみてくださいね。





今回のメディア・スパイス!いかがでしたか? 最近は海外のめずらしいチーズも割と手軽に手に入るようになりましたね。ほんのひと手間加えるだけで、オリジナルの発見のある味わいレシピになると思います。どのレシピも簡単に再現できますので、本誌のQRコード、または下のリンクからアクセスして、ご家族やお友達とワイワイ盛り上がってみてくださいね!

さて、次号はみなさんお待ちかね。「ご飯好きも食いつくパンメニュー」をテーマに、パンと主菜、副菜が渾然一体となったワンディッシュの特集を、皆でシェアしたいと思います。次回はいったいどんな表紙・巻頭特集になるのか。お楽しみに?!
 
リアル ベイクド チーズケーキ
プーティン
プーティン風サラダ
鉄板チーズ
バックナンバーはこちらから
このページのトップへ