●リストランテ ラ・ヴィータ・エ・ベッラ レシピ●
 
 

塩のパンナコッタ 生ハムと生ハムのムースのインボルティーニ パイナップルソース 野菜のゼリーと牡蠣と地魚のアンチョビのマリネ
スプーンに載せることでソースなど液状のものを自由に使え、しかも手を汚すことのないパーティにぴったりの料理です。「さまざまな素材の味が口の中でひとつになったとき、完成された味わいになるようにしています」と小関シェフ。たとえば「塩のパンナコッタ」はトマトの酸味、ウニのコク、オリーブオイルの香りなどが見事に調和します。パンナコッタ、マスカルポーネなどのデザートに使われる食材を前菜に活用しているのも特徴です。
※レシピは、ご家庭でも作りやすいようにアレンジしたものを紹介しています。
※こちらのメニューは、前菜としてそれぞれオーダー可能です。

 

●塩のパンナコッタ 生ハムと生ハムのムースのインボルティーニ パイナップルソース 野菜のゼリーと牡蠣と地魚のアンチョビのマリネ

●塩のパンナコッタ
【材料:12スプーン分】生クリーム(脂肪分40%以上のもの)250cc、板ゼラチン2.5g、トマト(桃太郎など)2個、ウニ50g、バジル少々、オリーブオイル(エキストラバージン)、塩、粗塩
【作り方】1.板ゼラチンを、氷水でふやかす。2.鍋に生クリーム、塩2gを入れ、沸かさない程度に加熱する。3.粗熱がとれたら、水気を拭き取ったゼラチンを入れ、溶かす。4.バットやタッパーに入れ、冷蔵庫で冷やす。5.トマトを湯むきして、種をとり、乱切りして鍋に入れ、蓋をして煮崩す。煮くずれたら塩を適量加え、熱いままミキサーに入れる。6.ミキサーにかけながらオリーブオイル50ccを、糸を引く感じで少しずつ加えていく。7.ソース状になったら塩で味を整える。8.スプーンに7のトマトソース、4のパンナコッタを重ね、ウニを載せる。9.バジルを飾り、オリーブオイルを軽くかけ、粗塩をひとつまみふる。

ここがポイント!
トマトにオリーブオイルを加えるときは、糸を引くようにゆっくりと。

●生ハムと生ハムのムースのインボルティーニ パイナップルソース
※写真の品はトリュフなどを使っていますが、ここでは手に入りやすい食材でつくれるようにアレンジしてあります。
【材料:6スプーン分】生ハム100g、マスカルポーネチーズ(一般的なクリームチーズでも可)50g、パルメザンチーズ10g、生クリーム30cc、フランスパン適量、パイナップル100g、シブレットなどハーブ類、オリーブオイル(エキストラバージン)
【作り方】1.生ハム50gとマスカルポーネチーズ50gをバーミックスでよく混ぜる。※包丁でペースト状になるまで叩いてもいい。2.パルメザンチーズと6分立てした生クリームを1に加え、よく混ぜる。3.パイナップルとオリーブオイルをミキサーにかけて、ソースをつくる。4.スプーンにソースを敷く。5.焼いたフランスパンに2を塗り、4に盛る。残りの生ハム50gを適量ずつ分け、4に盛る。6.シブレットなどで彩りを添える。

ここがポイント!
彩りを添えるハーブは、あまり香りの強くないものを選びましょう。

●野菜のゼリーと牡蠣と地魚のアンチョビのマリネ
※写真の品は伊豆のカンパチを使っていますが、ここでは手に入りやすいアジを使っています。
【材料:6スプーン分】アジ1尾、生食用牡蠣3〜4個、トマト、アスパラ、ニンジン、ピーマンなど野菜適量、アンチョビペースト小さじ1、生姜1かけ、オリーブオイル(エキストラバージン)、酢、塩、レモン、シブレットあるいはパセリ
【作り方】1.アジを3枚におろす。皮をひき、骨を抜く。塩をやや強めにふる。酢少々をふる。2.冷蔵庫で1時間寝かせる。3.ボウルに氷水を入れ、塩を洗い流す。4.バットにオリーブオイル、アンチョビペースト(小さじ1)、生姜スライスを入れ、水気を切ったアジを漬ける。酢少々をかける。5.牡蠣を湯通しする。レモン少々、オリーブオイル少々で味つけする。6.トマトを一口大に切り、塩・オリーブオイルで味つけする。アスパラ、ニンジン、ピーマンなどは茹でてから一口大に切り、塩・オリーブオイルで味つけする。7.大きめのスプーンに一口大に切ったアジ、牡蠣、野菜を載せ、アジを漬けた4の残り汁をかける。8.シブレットあるいはパセリをかける。

ここがポイント!
マリネした残りの汁も有効利用できます。

 



 
【お店紹介】
海を見下ろす高台にある川奈リゾート ミッシェルガーデンコートのリストランテ。石崎幸雄総料理長はイタリアの食通もうならせるマエストロとして名高く、石崎総料理長に師事した小関雅彦料理長は独自の感性が光る。地元の魚介類や契約農家から仕入れる野菜などの厳選素材を使った料理はサプライズに満ちていて、美味しく、楽しい。

リストランテ ラ・ヴィータ・エ・ベッラ
静岡県伊東市川奈1439-1 川奈リゾート ミッシェルガーデンコート内 TEL.0557-44-4555
【営業時間】11:30〜14:00(L.O.)、17:30〜20:30(L.O.)

●SHOPのWEBサイト
●Spice! のWEBサイト
 



 
小関雅彦 Masahiko Koseki
  小関雅彦 Masahiko Koseki
20歳で料理の世界で入り、25歳で現総料理長・石崎幸男氏に師事、イタリア地方料理を数多く学ぶ。独自の感性を活かし才能を開花させ、1995年、浅草「リストランテ ジャルディーノ」副料理長。2003年、埼玉「リストランテ カテリーナ カステッロ」料理長を経て、現在は「
リストランテ ラ・ヴィータ・エ・ベッラ」料理長。“体に優しいイタリア料理”をテーマに、地元の有機野菜や、日本国内、イタリアの美味しい食材を自在に使う自然派シェフ。
 

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