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松木直也のマイイートロード
***No.60

ミュージシャン 高崎愛梨さんの
『お弁当を現地調達!日帰り小旅行
静岡・ドライブうまいもんガイド』

今回は、ミュージシャンの高崎愛梨さんと一緒に、静岡市清水区にドライブへ。
地元の人しか知らないお店や、地元の人でも知らない食材を満喫する日帰り小旅行。
神奈川では味わえない料理や風景、そして人との出合い……。
横浜から車を2時間ほど走らせたところに、新しい発見がいろいろありました。

写真:石井裕之
ミュージシャン 高崎愛梨さんの『お弁当を現地調達!日帰り小旅行 静岡・ドライブうまいもんガイド』

 高崎愛梨さんは、千葉県出身のミュージシャンだ。
 12歳からモデルや女優業を中心に活躍するも、元来、歌や踊りが好きだった愛梨さんは、「本気で歌手を目指したい!」と一念発起。それまで所属していた事務所を辞めて音楽の世界に飛び込み、昨年2月に念願の歌手デビューを果たした。
  今回は、そんな愛梨さんを静岡へドライブにお誘いしたわけですが、まずは「神奈川のフリーペーパーで、なんで千葉県出身の歌手と静岡へドライブやねん?」という読者の皆さんの疑問にお答えさせていただく。
  愛梨さんが昨年6月に発表した『summer time』という楽曲が、“ドライブにはこの曲!と言わんばかりのノリノリソング”と評判。また、愛梨さんは食べることが大好きで、仕事で地方を訪れるたび、その土地土地の名物を味わうのを楽しみにしている(特に静岡で味わった「静岡茶」や「桜エビとしらすのおにぎり」に感動)。ただ、仕事のスケジュール上、高速道路のサービスエリアで慌ただしく名物を味わうなんてこともしばしば……、だというのである。
  自らの歌で多くの人のドライブを“ノリノリ”にしている愛梨さんに、たまにはゆっくりドライブを楽しんでもらいたい。サービスエリアでは味わうことのできない、ディープでマニアックでノリノリな静岡を満喫していただこうじゃないか。そう思ったのだ。
  一同は朝9時に横浜駅東口に集合。静岡市清水区へと車を走らせた。

午前11時30分。
地元の“魚のプロ”も唸る寿司店へ

 最初に向かったのは、清水区興津にある『遊喰館・魚伊』。昭和元年に魚屋として創業したが、現3代目ご主人・望月和洋さんが80年続いた魚屋を閉店。新たに寿司と魚料理のお店を開いた。
  お店は、知らなければ辿り着けないようないわゆる“路地裏”にあるのだが、地元の漁師や料理人など、その道のプロも通うほどの名店である。
  愛梨さんは、ねたケースに並ぶ色ツヤのよい魚たちに興味津々。さらにメニューを見た瞬間、我々のテンションは上がった。「にぎり」や「ちらし」が1000円から味わえるのだ。
  “店内でランチ”のプランも浮かんだが、この日は、途中で立ち寄った富士川サービスエリアの清掃のおばちゃんが「こんなに富士山がキレイに見えるのは珍しい」と語るほどの快晴。「せっかくなら外で食べよう」ということになり、奮発して2000円のお弁当を仕立ててもらい、お店を後にした。

午後1時00分。
南仏アンティークの“達人”に出合う

 続いて、『魚伊』から車で30分ほどのところにある『ボンコテ』へ。ここは、南仏のアンティーク建材やフランスのビンテージ自転車を輸入販売しているお店だ。
  オーナーの久永昌一郎さんは、1970年代から南仏に定住。30年のフランス生活の経験とコネクションをフル稼動し、現在は『ボンコテ』のみならず『コートダジュール・ネットワーク』というフランス輸入代行の会社も起している。
  自転車のヘビーユーザーであるという愛梨さんは、到着するなり「ここはドコ? 私はダレ? フランスみたい」と叫び、自転車を物色。持ち前の愛らしさも功を奏してか、ついには「妻以外の女性が座ったことは1度もない」という久永さんの愛車・モーガン4/4の助手席に乗車するという“偉業”を達成した。
  さらに、愛梨さんが特に気になった赤のプジョーの自転車に特別に試乗させてもらえることになり、太平洋岸自転車道へ移動。 しばしサイクリングを楽しんだのち、景色のいい場所で『魚伊』のお弁当を広げた。
  澄みきった空にそびえ立つ富士山。目の前に広がる三保海岸。そんなロケーションがお弁当をより一層おいしく感じさせるのだろう。愛梨さんは「『魚伊』さんにプライベートでも行きたい!」と語り、密かに飲食店経営を目論んでいるというマネージャーさんは「僕は修業に行きたい!」と絶賛であった。

午後5時30分。
「おいしいものは別腹」です

 最後に向かったのは、昨年9月にオープンした三國清三シェフプロデュースのフレンチレストラン『エスプリ・ドゥ・ミクニ』。
  席についたときは「マナーとか分からないかも……」と少し緊張気味だった愛梨さんだが、料理が運ばれると目を輝かせ、嬉しそうに料理をいただく。その様子を見ていた料理長の高橋昌宏さんは、「こんなにおいしそうに召し上がっていただけると、つくりがいがありますね」と喜ぶ。結局、お弁当を食べてからそれほど時間が経っていないにもかかわらず、「おいしいものは別腹ですから!」と前菜と肉料理をキレイに完食した。
  さらに愛梨さんは、帰り際に下の階にある『カフェ・パティスリーミクニ』で自分と家族へのお土産を購入。「もちろん甘いものも別腹です」と微笑んだ。

ドライブの魅力を再確認

 横浜に戻ったのは20時を過ぎた頃だったが、最後に愛梨さんは、ドライブの感想をこう語ってくれた。 
「静岡って身近な県というイメージがありましたが、今日は私が全然知らない静岡を体感できて、驚きの連続でした。私の地元にもまだまだ知らない名物や名店がたくさんあると思うので、ぜひ探してみたいです!」
  車でわずか2時間ぐらいの場所に、神奈川とはまたちがったおいしさや出合いが待っている。現地の人と親しみ、自然や土地を感じ、ゆったりと小旅行。こんなことをきっかけに、食材や料理に興味を持っていく。
  近年、フード・ツーリズムが注目される一方で、知らない土地に行ってもコンビニやファミレスで食事を済ませるという人が少なくないというが、それはちょっともったいない。神奈川や隣県には、日帰りで楽しめるグルメスポットがたくさんある。 皆さんもぜひ、自分なりの楽しみ方でドライブをご満喫くださいませ。


PROFILE
高崎愛梨さん
1987年千葉県生まれ。小学校6年生から雑誌のモデルやテレビCMなどに出演。2010年2月にミニアルバム『Blue Bird's Nest』でデビューを果たし、8月にはファーストアルバム『First Letter』をリリース。次世代のスターとして注目を集めている。

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高崎愛梨さん的・うまいもん調達術

AM 11:30
高崎愛梨さん的・うまいもん調達術 料理は気持ちでつくるもの。
寿司はこころで握るもの

昭和元年に初代が魚屋を築き、2代目が魚屋を営みながら宴会場をつくって大盛況。『魚伊』は魚屋としてその名を地元に知らしめるも、3代目の望月和洋さんは魚屋としての営業をやめ、料理に専念した。理由を尋ねると「魚が売れなくなっちゃったからね(笑)」と笑うが、その言葉の裏には、「魚をおいしく味わってほしい」という強い思いがある。「最近は家族で料理をする人が少なくなって、せっかく新鮮な魚が手に入るのに、スーパーのお惣菜で済ませちゃったりするでしょ?でも、魚を調理するのが面倒くさいっていう気持ちも分かる。だったら僕がつくって食べてもらえばいいって思ったわけよ」。そんな望月さんの人柄を表すように、手書きのメニューには寿司以外の一品料理がズラリと並び、家族連れのお客さんも多いという。ちなみに、個人的にオススメなのが「ちらし」(\1,000〜)。“姫ちらし”という名がつくほどキレイなばらちらしで、これはホントにうまいよ。

高崎愛梨さん的・うまいもん調達術

GET!
お弁当(\2,000)

日本一の輸入量を誇る清水港のマグロをはじめ、ご主人が厳選する全国各地の鮮魚をにぎりや刺身、焼き物、天ぷらなどで味わえる至れり尽くせりのお弁当。今回は思い切って\2,000でオーダーしましたが、\1,000から予算に応じてお願いできます。天気のいい日は、屋外で食事を満喫しようじゃありませんか!
高崎愛梨さん的・うまいもん調達術

遊喰館 魚伊     遊喰館 魚伊
<住所>静岡県静岡市清水区興津中町383-3
<電話>054-369-0329
<営業時間>ランチ 11:30〜14:00
       ディナー17:00〜22:00
<定休日>火曜日
www.umaisushi.net/
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PM 1:00
高崎愛梨さん的・うまいもん調達術

古き良き自転車が、息を吹き返す
2001年にオープンした『ボンコテ』は、もともと扉や窓、家具などフランスのアンティーク建材を取り扱うお店だったが、2010年より本格的にビンテージ自転車の販売をスタート。店内にはロードバイクやランドナーなど、フランスをはじめヨーロッパ各地の自転車が並ぶ。その根底には、「古き良き自転車をできる限り修理して、今の時代に甦らせたい」という、モノを大切にする心がある。どのように買い付けてくるかと言うと、「コンテナに積めるものは何でも持ってきちゃう!」とか。自転車を販売する業者が買い付けにくることが多いが、もちろん個人への販売もOK。「アンティークショップの店員さんって気むずかしいんじゃ……」なんて思われる方もいるかもしれませんが、オーナーの久永昌一郎さんはとても面白いお方で、また久永さんからお店を任されている森田雅和さんもとても人柄がよく、かなり居心地がいいです。

    ボンコテ
<住所>静岡県静岡市清水区三保621-4
<電話>054-335-0707
<営業時間>10:00〜17:00(来店の際は要予約)
<定休日>日曜日(臨時休業あり)
www.bon-cote.jp/
ボンコテ

景色も一緒に楽しんじゃう!
『ボンコテ』がある三保には、新日本三景・日本三大松原のひとつに数えられる「三保の松原」をはじめ、富士山や海を一望できる絶景スポットが多数存在。『ボンコテ』にお越しの際には、ぜひ自然もご満喫いただきたい。美しい景色を見たあと、「ちょっとフランスのアンティークでも見に行かない?」なんて言ったらモテるよ、絶対。
バーナーはパーティの必需品なり

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PM 5:30
高崎愛梨さん的・うまいもん調達術

地元の人も驚きの地元食材が味わえま
静岡県は、土壌が豊かで農産物や畜産物が豊富。そんな地元の食材を大切にし、食の豊かさや喜びを取り戻すというコンセプトのもとオープンしたのが『エスプリ・ドゥ・ミクニ』。この日も、駿河湾で揚がった魚介やエビ芋など全国的にメジャーな静岡食材から、磐田市産のネギといった地元の人も「エッ!?」と驚く食材まで、さまざまな地元食材が楽しめました。「今年はぜひ、静岡の生産者の方々の畑をまわりたいと思っています」と高橋昌宏料理長。今後ますます楽しみなお店です(ディナータイムのコースメニューは\7,500)。

    レストラン エスプリ・ドゥ・ミクニ
<住所>静岡県静岡市清水区港町2-8-1 2F
<電話>054-355-3920
<営業時間>ランチ11:30〜14:00(L.O.)
       ディナー17:30〜20:30(L.O.)
<定休日>無休  www.oui-mikuni.co.jp
レストラン エスプリ・ドゥ・ミクニ

「運転手だから……」と落ち込むことなかれ 「運転手だから……」と落ち込むことなかれ
フランス料理にはワインが付きものだが、ドライブでもっとも気がかりなのが運転手のこと。ワイン飲みたい。でも、運転手に悪い。そんな周りの雰囲気を察して「あっ、僕のことなら気にしなくていいから、全然飲んでよ」と運転手が切り出すも、ちょっと気まずい空気に……。なーんて経験、ありませんか?『エスプリ・ドゥ・ミクニ』では、三ヶ日産のみかんとトニックウォーターでつくる「農園の恵み」を始め、さまざまなノンアルコール・カクテルもご用意。そんな心配は無用ですぞ。

GET!
モンブラン
(\550)/フレジエ(\550)/
シューキャラメル
(\330)

ドライブのもうひとつの楽しみが、お土産選び。『エスプリ・ドゥ・ミクニ』は2階がレストラン、1階がカフェ&パティスリーになっていて、ショーケースには目にもおいしいお菓子が常時スタンバイ。遠方への持ち帰りも可能で、お土産に最適です。愛梨さんは迷った末に、売れ筋ベスト3をチョイス。

レストラン エスプリ・ドゥ・ミクニ
※このページで紹介している料理の内容や食材は、季節によって異なります。

ドライブで必聴の1枚
ドライブには音楽が欠かせない。ということでぜひオススメしたいのが、今回一緒にドライブをした高崎愛梨さんのオリジナルアルバム『First Letter』。アップテンポ・ミドルナンバー・バラードとまとまりがあり、車内のBGMにもってこいの1枚。愛梨さんの曲を聴きながら、ノリノリドライブへGO GO GO!
<高崎愛梨さんオフィシャルブログ>
http://ameblo.jp/airi-takasaki/
高崎愛梨さんのオリジナルアルバム『First Letter』
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