皆さんもうご存知と思いますが、今年3月吉日、こぶ平さんが 九代目林家正蔵を襲名いたしました。 そこで今回は、襲名披露興行で大変お忙しいなか時間をさいていただきました。 初夏に似合う、ジャズとお酒のお話をお楽しみください。
林家正蔵さん(はやしやしょうぞう)プロフィール 昭和37年、東京生まれ。高校入学と同時に落語協会所属。昭和56年二ツ目、昭和63年に真打昇進。平成15年、春風亭小朝、立川志の輔、笑福亭鶴瓶、柳家花禄、春風亭昇太らと「六人の会」を結成。また「東西落語研鑽会」を通して落語会の活性化につとめる。趣味はジャズ。執筆でも活躍。祖父は七代目正蔵、父は昭和の爆笑王、林家三平。
「ギムレットにはステラ・バイ・スターライト」
名曲です。もの凄く透明感があって、口当たりがいい割には、どこか尖っているところがギムレットにはぴったり。僕はギムレットならドライな感じの昔ながらのバーテンさんが作るオールドスタイルのギムレットが好きです。女性におすすめします。
「ドライマティーニとマイルス」
マイルスのなかでもこの曲は好きなんです。もの凄く速い調子で、まるでジャックナイフで切りつけるような、そんな曲です。口のなかをピッと切り裂くようなドライなマティーニにぴったりではないでしょうか。
マティーニ カクテルの王様。バーテンダーの数だけレシピが存在するともいわれるほど、多彩な顔をもっています。バーKCでは、ドライジンとベルモットを常温の状態で使用。決してドライすぎず、やさしい口当たりが特徴です。
「フローズンダイキリでサムシング・クール」
「SOMTHING COOL」 JUNE CHRISTY
彼女の代名詞みたいな曲ですね。心が火照っているから、冷たい飲み物を頂戴というようなニュアンスの曲。でもそれだけじゃない。ほろ苦いような、クールダウンさせたいんだけど、ホットな部分もあり、ダイキリにはこれです。
フローズンマンゴーダイキリ 1930年代、キューバで文豪ヘミングウェイが愛飲したとして知られる南国生まれのカクテル。当時行きつけのバーに通っては、砂糖抜きでダブルで注文するのが彼の流儀だったとか。フルーツそのものが最もおいしい状態であることが大前提。
「アイラ島のスコッチにはモンク」
直接すぎるけど、この曲はまさにアイラ島のウィスキーをストレートで飲んでいるような感じ。くせといい旨味といい、本当にぴったり。海の向こうの遠くを思いながらバーでスコッチを飲みながらジャズを聴く。横浜もいいですよね。
アイラ・モルトウィスキー スコットランドの西、ブリディーズ諸島の最南端にあるアイラ島。島はウィスキー作りに欠かせないピートの原野が広がり、8つの蒸留所では、他にはない独特のスモーキーさを持つモルト・ウィスキーが作られています。
バーKC
関内にオープンしておよそ10年。馬車道から程近い裏露地にひっそりと佇む、横浜の隠れ家的バーである。 店内は、カウンター7席のみ。オーナー土本京史氏こだわりのセレクションによる、アナログのジャズやブルースが心地よく流れている。本質を求める大人の為の空間です。 フローズンダイキリは一年中あります。
横浜市中区住吉町6-74 TEL.045-212-2300 <定休日>日曜 <営業時間>18:00〜2:00
■ 出演 林家正蔵、春風亭小朝、翁家勝丸 ■ 日替わり出演 林家木久蔵(5/15) 立川志の輔(6/4) 柳家花禄(5/15) 林家いっ平(6/4)
5/15(日)神奈川県民ホール 6/4(土)グリーンホール相模大野 開演13時30分 S席4,500円 A席4,000円(各税込) 【お問合せ】アクセスTEL.045-201-9001